シンママの時間節約に!生活術を子供に教えるとどうなる?
シングルマザーは、家事、子育て、仕事を毎日、一人でこなしています。
子供とのコミュニケーションの時間、自分一人のほっとできる時間を取りたいと思っても、難しいのが実情です。
ですが、シングルマザーには強い味方がいます!
それは、自分の子供です。
子育てを兼ねて、子供に少しずつ生活技術や生活の知恵を身につけさせることで、驚くほど時間の節約ができます。
そこで今回は、シングルマザーが、子供に身につけさせたい生活技術を紹介します。
子供との家事分担は、シンママの時間節約に効果大!
子供に身につけさせたい生活技術として、最も実用的ですぐに効果が表れるのが家事分担です。
一人でしていた家事のほんの一部でも子供が担ってくれたら、時間はもちろん気持ちにも余裕ができるようになると思いませんか?
しかも家事は、子供が将来自立した時に必ず役に立つ技術です。
自分が楽をするために家事を教えるのではなく、子育ての一環として子供のために、ぜひ実践してみましょう。
おすすめの子供に伝えたい家事分担
「洗濯物たたみ」は幼児~小学校低学年までに楽しんで覚える
子供がまだ小さい場合におすすめの家事は、「洗濯物たたみ」です。
洗濯機を回したり干すのは自分で何とか出来ても、たたんだり片づけるのが面倒で、乾いた洗濯物が山積みということはありませんか?
実は、小さな子供は洗濯物をたたむのが大好きです。
乾いた洗濯物を、所定のかごなどに入れておいて、子供にたたんでもらいましょう。
幼児さんでたたむことが難しい場合は、たたんだものを片づけてもらうだけでもとても楽になりますよ。
もちろん初めは教えるのに根気がいりますが、一緒に会話を楽しみながら遊びの感覚で覚えてもらいましょう。
兄妹がいる場合は、どちらが早く、たくさんたためるかなどを、競争感覚でしても楽しいですよ。
「電子レンジ」は、小学校高学年から大活躍!
小学校高学年くらいになると、学校の授業でも調理実習などが始まり、料理に興味を持つ子供が増えてきます。
時間がある時は、簡単な料理を一緒に手伝ってもらうと、料理を覚えたりコミュニケーションにもなったりして良いのですが、シンママにはそんな時間はありません。
小学校中学年から高学年の子供には、まず「電子レンジの使い方」をしっかり教えましょう。
火を使うことは、大人の留守中に何かあった時を考えると、まだ教えるのは避けた方が無難です。
ですが、電子レンジなら安全です。
電子レンジが使えるようになると、留守番中に子供が一人でも食べられるものが増えます。
子供が一人で家にいる時間が長くなる夏休み等の長期休暇中などは、朝用意しておけば、お弁当を自分で温めることができますし、冷凍食品なども自分で調理することができます。
最近は、レンジでラーメンやパスタがゆでられるアイテムや、ゆで卵が作れるアイテムが豊富にあります。
100円均一でも似たような商品を安く手に入れることができるので、チェックしてみると良いですよ。
子供がこういった道具を使いこなせるようになると、例えば、仕事の帰宅途中に子供に電話でパスタをゆでておいてもらうよう頼んでおくと、帰宅後はソースを作るだけで、あっという間に夕食が完成します。
ただし、ゆでるのをお願いするタイミングは重要です。
早くお願いしすぎると、パスタが伸びてしまいますからね。
子供に家事分担を伝える時に気を付けたい2つのこと
無理強いはせずに楽しんで覚えてもらう
一つ目は、決して無理強いをしないということです。
「させられている」と思うと、子供もモチベーションがあがりません。
家族の一員としての役割、または自分が将来大人になった時のための練習という目的を伝え、楽しく覚えられるようにしましょう。
時には、「自分がやった方が早い!」と感じることもあるかもしれませんが、初めに根気よく伝えることで、将来的には必ず自分の時間を確保できるようになります。
そしてうまくできた時は、たくさん褒めてあげてください。
一緒に家事をすることは、大切な親子のコミュニケーションにもなりますので、一石二鳥・三鳥です。
危険なことは絶対にさせない
自分が働いている間に、少しでも家事が片付くようになると本当に楽です。
ですが、危険なことは絶対にさせてはいけません。
例えば、ガスコンロの使用は、高校生以上からが望ましいでしょう。
留守中に火事や火傷などのトラブルが起きたら大変です。
同様に、刃物も留守中には絶対に使わせないようにした方が望ましいでしょう。
また、お風呂掃除なども子供はほんの少しの水位でも溺れる可能性があるので、留守中の家事分担としてはおすすめできません。
危険なことをさせないのは、一番は子供の安全を守る為ですが、子供に何かあれば、時間もお金も一気に無くなって、家族全員が困るからでもあります。
万一、ケガをすれば病院に行く時間やお金が必要になりますし、火事を起こせば後始末に時間が取られます。
子供に伝える生活技術は、仮に子供が失敗しても大きなトラブルにならないことを選ぶのがポイントです。
自分の身は自分で守る!子供に伝える防犯のこと
家事の他に、シングルマザーの子供が必ず身につけておくべき生活技術に防犯があります。
子供の安全が守れないと、子供も自分も不幸になる上、時間もお金も失われます。
シングルマザーの子供は、1人で留守番することも多く、元夫やその家族からの接触にも気を付けなければいけません。
シングルマザーの子供が留守番をする時に気を付けること
シングルマザーの子供が帰宅するときは、例え誰も家にいなくても必ず「ただいま!」と大きな声で言うように伝えましょう。
無言で入っていくと、「子供しかいない家」という印象を周囲に与えてしまいます。
また、同じ理由で可能であれば、外に干してある洗濯物を取り込んでもらいましょう。
洗濯物が暗くなっても干してある家は、「留守かもしれない。」と空き巣などに狙われやすいからです。
洗濯物たたみの家事と同時にできると、一石二鳥です!
また、インターホンに出ない、電話に出ないなども小学生の間は徹底しましょう。
防犯カメラやホームセキュリティ会社と契約することができれば一番ですが、経済的に難しい場合はダミーカメラやステッカーを貼るだけでも抑止効果はあります。
防犯ステッカー
ステッカーは、日本語だけではなく4ヶ国語対応しているこちらがおすすめ!
1,000円で買える防犯ダミーカメラ
見えるところに設置するだけで、かなりの抑止効果が期待できます!
実は1万円以内で買える本格的な防犯カメラ
5,000円台で買えるものもありますが、機能性を考えるとこれがコスパ最強!
困ったことが起きた時の対処法を決めておく
子供だけの時にトラブルが起こったら、どこに連絡するかを事前に決めておくことが大切です。
多くのシングルマザーが、「何かあればお母さんに連絡してね。」と伝えているようですが、それでは間に合わないことも多くあります。
例えば、「知らない人に声をかけられた」という時は、保護者に連絡をするよりも、自分で110番できればその方が、安全は確保されやすいです。
また、母親の連絡先しかわからなければ、仕事中で電話がつながらなかった時、子供は途方に暮れることになります。
110番、119番などの緊急番号のかけ方や、近くの交番の場所などを事前に親子で確認しておきましょう。
また、元夫やその家族が接触してきたときにどうするかも、事前に決めておくと安心です。
シングルマザーが子供に伝えたい生活技術のまとめ
シングルマザーが、日々の生活の中で、家事と子供にかける時間はかなりの割合です。
子供が「家事分担ができる」「自分の安全を守れる」ようになると、節約できる時間は大幅に増えます。
その時間を、子供と遊んだり、一緒に宿題をしたりする時間にすることができます。
もちろん、自分だけのほっとできる時間にするのも良いでしょう。
家事や防犯等の生活技術を学ぶことは、子供にとっても、自立の練習につながるメリットが大きいことです。
ぜひ、親子で時間節約のための生活技術の習得に取り組んでくださいね。
おまけ~自分の身を自分で守るためにおすすめの絵本
『とにかくさけんでにげるんだ』(ベティ・ボガホールド作)は、子供を誘拐や性犯罪から守るための対処法が描かれた絵本です。
絵本ですので、幼児から読むことができます。
日本と比べて、海外では子供を巻き込む犯罪についての危機意識がとても高いため、このような絵本で小さいうちから子供自身にも防犯の意識を高めるように教えています。
『とにかくさけんでにげるんだ』の絵本は、「もしも」の場合の具体例をあげて、対処法をやさしく教えてくれます。
親子で読んで、防犯について一緒に良く考えることができるので、シンママ家庭には特におすすめの絵本です。