簿記検定は資格取得初心者のシンママにおすすめ!

シングルマザーに、おすすめの資格はたくさんあります。

「保育士」や「看護師」の資格は、就職に直結し安定した収入を得ることができます。

ですが、資格取得には、ある程度の時間と費用の負担が必要です。

これらの資格は、「絶対にこの資格を取得する!」と強い意志を持つシンママにはぴったりです。

一方で、

「何の資格を取得したらいいかわからない。」

「資格取得の勉強が初めてで、勉強が続けられるか不安。」

というシンママには、別の資格取得をおすすめします。

それは、「簿記検定」です。

なぜ簿記検定が資格取得初心者のシンママにおすすめなのか?

簿記検定の試験内容と共に、その理由について紹介します!

簿記検定とはどんな試験?難易度や試験日程について

簿記検定は、あまり資格に興味のない人でも、一度は聞いたことがあるメジャーな試験ではないでしょうか。

簿記とは、企業や個人事業主が日々の経営活動を記録、整理する技術で、一定期間の経営成績を明らかにし、一定期日の財政状況を明らかにすることがその目的です。

将来の経営方針を決めるためには財政状況や経営成績を正確に把握することが重要であり、そのために簿記の技術を活用して「財務諸表」が作成されます。

財務諸表は確定申告の際にも必要とされる重要な書類ですので、簿記の技術は企業活動において無くてはならない、非常に重要なものなのです。

その簿記の能力を試験するのが「簿記検定」ですが、実はいくつかあります。

主催団体によって名称が異なり、「日商簿記」「全経簿記」「全商簿記」があります。

初めて簿記検定を受ける人には、日本商工会議所主催の「日商簿記」がおすすめです。

「全経簿記」「全商簿記」に比べ、知名度・評価共に高く、市販の参考書もほとんどが「日商簿記」に対応しているからです。

日商簿記は初級~1級!2級を取得すれば多くの企業で高評価

日商簿記検定は、初級から始まり3級、2級、1級の4つのレベル別になっています。

初級、3級は、簿記の基礎的な部分で、いわば入門編です。

参考書をしっかり読んで練習問題に取り組めば、初学者でも独学で1ヶ月~2ヶ月の勉強で合格レベルにたどり着きます。

履歴書に書いて企業に評価されるのは2級からです。

日商簿記2級の取得は、中小企業で経理事務ができるレベルの証明になるためです。

具体的には、商業簿記と原価計算を含む工業簿記ができて、財務諸表(企業の利益がわかる決算書)から、企業の経営状態が分かるレベルになります。

専門用語が多く、難しく感じるかもしれませんが、2級は商業高校の高校生が卒業までに取得を目指す試験なので、実際の難易度はそれほど高くありません。

初学者でも3~4ヶ月の独学で合格が可能なレベルです。

2級を取得すると企業からの評価も高くなり、より高い時給や、安定した契約形態で仕事に就けるチャンスが広がります。

なので、まずは日商簿記2級の合格を目指すことがおすすめです。

日商簿記1級は別世界!経理プロ以外は不要!?

1級は、格段にレベルがあがります。

大学で専門的に簿記を学んだレベルの試験になる為、独学での合格は相当困難です。

1級に合格すると、税理士試験が一部免除になる為、税理士や公認会計士を目指す人は1級まで目指す価値があるかも知れませんが、税理士試験の一部免除方法は他にもあります。

日商簿記1級合格を目指すかどうかは、ご自身の人生プランを良く考えて検討すべきです。

同じ時間とお金を費やすなら、別の自己啓発にかけた方が良いケースもあるためです。

いずれにしても、資格取得初心者のシンママであれば、まずは日商簿記の2級合格を目指せば充分でしょう。

日商簿記の検定試験は年に3回!合格チャンスは沢山あります

日商簿記1級の試験は年に2回ですが、2級と3級の試験は、年に3回実施されています。(2018年現在)

そして初級試験は、ネット試験会場で試験を受けます。

ネット試験会場によって日程が違いますが毎週、毎月実施している会場もありますので、チェックしてみて下さい。

2018年度の2級、3級の試験日程は次の通りです。

  • 第149回試験 6月10日(日)
  • 第150回試験 11月18日(日)
  • 第151回試験 2月24日(日)

定期的に開催されるので、今すぐにでも勉強を始めることができます。

なお最新情報と詳細は、日本商工会議所の検定試験のホームページで、ご自身でもきちんと確認するようにお願い致します。

日本商工会議所検定試験ホームページ

簿記検定が資格取得初心者のシンママにおすすめの4つの理由

簿記検定の受験が、資格取得初心者のシンママにおすすめの理由を4つ紹介します!

資格勉強が初めてのシンママでも独学で合格が可能な試験

シンママが簿記検定で目指したい日商簿記2級は、短期間での独学合格が充分に可能な試験です。

実は、簿記検定というのは、簡単に言うと「会社の家計簿をつける作業」なのです。

普段から家庭の経済状態を考え、家計簿をつけているシンママであれば、独身者や学生に比べ、平均よりも早い勉強時間での合格も夢ではありません。

全くの初学者であっても、きちんと勉強すれ、3~4ヶ月で合格レベルに達することができるので、何か新しく仕事に役立つ資格勉強に挑戦したいシンママにおすすめなのです。

日商簿記2級は認知度が高く、評価に結び付きやすい資格

簿記検定は、非常に認知度が高い資格です。

資格の中には、時間と費用をかけたにも関わらず、認知度が低いため、評価につながらない資格も多くあります。

その点、簿記検定であれば、経理と関係のない職種であっても、「簿記を持っている」というだけで、「ある程度の知識があり努力をした人」という評価を得ることができます。

そのため、今は特に経理に興味がないという人でも、取得して損はない資格といえます。

例え経理の仕事に就かないとしても、社会人として非常に有益な知識が身につきますので、自己啓発としても有効です。

簿記知識が身につくと節約意識に繋がる!家計簿も楽ちんに!

簿記を勉強すると、お金に関する知識が身につきます。

そしてお金の流れが良く分かるようになると、普段の生活でもお金の流れを意識する習慣がつき、結果として節約につながります。

家計簿がなかなか続かないという人も、簿記の知識があれば、何が家計の把握に必要で、何が不要であるかが自然にわかるようになり、家計簿をつけることが簡単になるというメリットもあります。

ちなみに、日商簿記で必要とされるお金の流れや勘定科目の勉強にも役立つ家計簿アプリが、「自動家計簿マネーフォワード」です。

ただし、自動家計簿マネーフォワードは、レシートを写真に取るだけで、自動で集計できてしまいます。

そのため、自分で計算機を使ってやる「集計問題」の練習には役立ちませんので注意が必要です。

家計簿を付ける目的なら、自動家計簿マネーフォワードの「自動集計機能」は面倒な作業が減るので嬉しいんですけどね。

自動家計簿マネーフォワード

経理の入門資格として、ステップアップが可能な資格

お金にまつわる資格の入門として受験者も多い簿記検定ですが、お金、経理、経営の資格へのステップアップとなりえます。

簿記検定からステップアップできる資格には、以下のようなものがあります。

  • ファイナンシャルプランナー
  • 税理士
  • 公認会計士
  • 中小企業診断士

これらの資格は、難易度も高いですが、お金、経営のプロとして独立して働くことも可能です。

実際、簿記検定合格をキッカケに、これらの資格を取得して社会で活躍しているシングルマザーもたくさんいらっしゃいます。

簿記検定は資格取得初心者のシンママにおすすめ!のまとめ

簿記検定は、認知度も高く、初心者でもとりかかりやすい資格です。

明確な目標がなくても、「とりあえず何か始めたい!」というシンママにもおすすめです。

簿記検定の知識は仕事に結びつくだけでなく、日常生活でもお金の知識を持つことは有益です。

簿記検定をスタートに、難関資格への挑戦の道もあります。

「資格を取りたいけど何から始めたらいいかわからない」

というシンママは、簿記検定を資格取得の候補にいれてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事では、日商簿記2級に独学で一発合格する秘訣を紹介していますので、簿記検定を目指す方は参考にしてみて下さい。

なお、簿記以外でシングルマザーにおすすめの資格については、こちらの記事で紹介しています!

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