格安でスキルや教養を!シンママの子供におすすめの習い事
子供の習い事や塾は、子供の視野を広げ、将来の可能性を増やす為にも効果的な方法です。
ですが、経済的に余裕のないシングルマザー家庭では、子供に習い事をさせることが難しいのが実情です。
乳幼児から小学生の間に身につけたスキルや教養は、子供の日常生活だけでなく、大人になってからも役に立つものが多いです。
幼少期に生じたスキルや教養の差は、人生を左右するくらいの大きな影響力を持つことが最近の研究で分かっています。
そのため、この時期の子供たちの間で格差をなくすことが、子供の貧困を断ち切るために重要であるという意識が芽生え始めました。
子供の貧困を断ち切るための運動が全国規模でもでています。
そういった運動を上手く活用することで、シングルマザー家庭でも、格安で子供にスキルや教養を身につけさせることができるようになってきました。
この記事ではその具体的な方法や習い事を紹介しますので是非ご活用下さい!
「子ども食堂」で生活技術を身につける!
子ども食堂とは、子供の貧困対策の一つとして、2012年東京都大田区で始まったとされる取り組みです。
地域の有志やNPO法人などが運営主体となり、地域の子供に無料や低額で食事の提供をしてくれる場所です。
「子ども」食堂という名前ですが、親子での利用もできます。
食費がピンチの時に利用したり、子供一人でご飯を食べないといけない時に利用したりすることができます。
ですが、子ども食堂の活用方法はご飯を食べるだけではありません。
食事の提供だけでも大変ありがたいことですが、こども食堂では様々な生活技術を身につけることができるのです!
料理や栄養学も学べるこども食堂!
多くの子ども食堂では、運営者と子供が積極的にコミュニケーションをとりあっています。
子ども食堂の中には、提供する食事作りや食堂の来客者の接客を、大人と子供が一緒に行っているところが多いです。
子ども食堂に通う子供は、食事作りの過程で、自然と包丁の使い方や料理の手順、栄養バランスのとれた献立の考え方を学ぶことができるのです。
習い事としてお料理教室に通うと、月謝で5,000円~10,000円程度かかります。
それが子ども食堂では、全て無料で学ぶことができるので、大変お得です!
料理は、大人になってからも必ず役に立つ生活スキルですし、栄養士やシェフなどの仕事に繋がる土台にもなるかも知れません。
また、接客を担当することで、社会とのつながりをもち、大人との接し方、マナーなどを学ぶことができます。
さらには親であるシングルマザーも地域や地元の人に相談することができ、シンママ同士の横のつながりも生まれます。
子ども食堂は全国的に広がり、2018年4月現在で2286か所と発表されました。(2018年4月3日こども食堂安心・安全向上委員会発表)
自分の家の近くにある子ども食堂をチェックして、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
こども食堂の場所は、『子ども食堂ネットワーク』のホームページから検索することが出来ます。
「学習支援」で高額な塾代を節約!
「小学校受験」や「中学校受験」が当たり前になり、塾に通う子供が増加しています。
一昔前では信じられないことですが、学校が子供たちに塾に行くことを推奨しているところもあります。
実際に、小学校の個人懇談で
「学校では教えることしかできない。知識の定着や応用を求めるなら塾へ行ってください。」
と言われた保護者もいらっしゃいます。
学校では、インプットが中心でアウトプットに割く時間がないということのようです。
受験は『情報戦』と言われており、学校の授業だけでは受験に勝つために必要な「情報」を手に入れられず、実力があるにも関わらず、希望の学校に合格できないという現実もあります。
シングルマザー家庭だからといって、高額な塾代が払えず、子供を塾に通わせることが出来ないが故に、子供が希望の学校に入れないという事態は避けなければいけません。
なぜなら日本は、残念ながらも、まだまだ学歴が重視される社会であり、子供自身も希望の学校に入れなかった場合、それ以降のモチベーションが下がりがちになってしまうからです。
そこでその対策としておすすめなのが、「学習支援」です。
2013年に成立した「子どもの貧困対策法」の中では、理念として「教育の機会の均等」が掲げられています。
この理念を受けて、全国でボランティアを中心に、塾に通えない子どもたちを対象とした学習支援の活動が増加しました。
学習支援では、主に「宿題のサポート」「受験対策を含めた個別指導」をしてもらえます。
ボランティアによる学習支援では、あまり効果が期待できないのでは?
と考える人もいるかもしれません。
ですが、実は民間の個別指導塾などの講師は、ほとんどが何の専門知識もない大学生のアルバイトです。
医学部や難関大学向けに特化された塾は別ですが、平均的な高校や大学を狙う中高生向けの、基本的な学習を教える個別指導塾では、普通の大学生がアルバイトとして、生徒に教えているケースが多々あります。
なので、学習支援のボランティアと個別指導塾で働くアルバイトの学生の間には、専門性という意味では大差がないこともあります。
むしろ、「子供の教育格差をなくそう!」という意識の高い人の多い、学習支援の方が、熱意を持って教えてくれる人が多く、高度なサポートが受けられる場合もあります。
経済的なメリットを考えると学習支援を活用しない手はない
個別指導塾の月謝は、週に一回の授業で10,000円以上します。
教える側に大差がないのであれば、ほぼ無料で勉強を教えてもらえる学習支援が、いかにお得かわかります。
また、学習支援によっては、工作や音楽などの特別授業があったり、科学実験をする日があったり、バラエティに富んだ取り組みをしている所もあります。
勉強だけではなく、様々な経験をすることができる学習支援が増えています。
もちろん、シングルマザーの子供の進学相談にも、経済状況を考慮して相談に乗ってもらうことが可能です。
正直なところ、現在の学習支援では、医学部や難関大学受験の情報戦に勝つことは難しいかもしれません。
まずは、教育格差をなくすことが第一の目的なので、基本的な勉強習慣をつけることや宿題サポートがメインになります。
基本的な勉強習慣、宿題サポート、一般的な受験対策であれば、現在の学習支援のレベルでも一般的な塾のレベルと遜色ありません。
経済面のメリットを考えると、シングルマザーが学習支援を利用しない手はありません。
更に今後、学習支援を運営する側のノウハウが形成され、ボランティアの質が高まっていくと、医学部や難関大学に合格するシングルマザー家庭の子供が出てくる可能性は高いです。
学習支援は、子ども食堂に比べると、まだ全国的な整備は進んでいません。
今後は学習支援の全国的なネットワーク化が進んでいくことが予想されます。
まずは、自分の地域の社会福祉協議会や区役所で学習支援を行っている団体がないか確認してみましょう。
「そろばん」は低額でおすすめの習い事
昔からの習い事の定番、「そろばん」はシングルマザー家庭にもおすすめの習い事です。
おすすめの理由は、他の習い事と比べて月謝が安い点です。
日本珠算連盟によると、東京都内のそろばん塾の平均月謝は週3回で6,000円です。
多くの習い事が週1回、月に2~3回で6,000円程度の月謝と考えるとかなり安いです。
そろばんに子供を通わせるメリットは、安いだけではありません。
そろばん塾は、週に複数回通うことができる上、他学校、他学年の子供たちとの触れ合いが多いことも特徴です。
そろばん塾で過ごす時間は、シングルマザーの子供にとって、そろばん能力を伸ばす以上に社会性を身につける良い場になります。
しかも週3回、放課後の子供の居場所ができると、1人でのお留守番の時間を減らすことができます。
そろばん塾で他の子どもたちと触れ合いながら過ごす時間は、家でお留守番するよりも楽しいはずですので、子供にとっても、親にとってもWin-Winな関係なのです。
そろばん教室を探すにはこちらを参考にしてください。
シンママの子供におすすめの習い事まとめ
習い事というと、スイミングやサッカー、ピアノなどをイメージする人も多いかもしれません。
もちろん、子供の希望があって、経済的な余裕があるなら、これらの習い事も魅力的です。
ですが、経済的な余裕がない中で、格安で子供にスキルや教養を身につけさせたいと思うなら、今回紹介した「子ども食堂」「学習支援」「そろばん」は非常におすすめです。
これらはどれも、シングルマザーの子供が生活技術や社会性を身につけるための大きな礎になることは間違いありません。
シンママにとっても子供にとってもメリットがたくさんですのでぜひ、始めてみてくださいね。
おまけ~今の時代はネットで習い事!スマイルナビ~
習い事といえば「通う」のが当たり前でしたが、今の時代は習い事も自宅で完結できます。
ネットの普及により、高品質の授業をネットで配信し、専用のタブレットでアプリを使って学習するスタイルが最新のトレンドです。
しかも学習塾に比べると非常に安く、家計にも優しいため急速に普及しているのがタブレット通信教育です。
タブレット通信教育の『スマイルナビ』は、小学1年生コースの場合、月謝は月々3,600円です。(初年度は別途タブレット代 980円×12回)
ITを駆使したタブレットならではの勉強方法を駆使して、子供が勉強に飽きない工夫が多く施されています。
ゲーム感覚で勉強ができるので、お留守番にも良いお供ですよ。
勉強の進捗状況はスマホに送ることができるので、外出先からでも子供の勉強の進み具合をチェックすることができます。
概要は下記の動画で詳しく紹介されていますので、是非チェックしてみてくださいね。
こちらの記事では、シンママの子供が身につけておきたい生活技術や防犯対策について紹介しています。