シングルマザーの仕事探しは正社員が良いのか!?
シングルマザーが、安定した生活を続けていくためには、仕事選びはとても重要です。
離婚前からすでに充分な収入がある人はごく一部で、離婚前は扶養内で働いていた、もしくは専業主婦だったという人も結構います。
また、シングルマザーになってから仕事探しが上手くいくかが不安で離婚を踏みとどまっている人も多いでしょう。
30代や40代から安定した仕事を探すのは決して容易ではありません。
ですが、悲観することはありません。
シングルマザーのための仕事の探し方、おすすめの仕事を紹介します。
シングルマザーの仕事の探しはマザーズハローワークがおすすめ!
最近は、仕事探しはネットで求人情報を検索するというやり方が一般的です。
ですが、シングルマザーが仕事を探すときは、マザーズハローワークの利用がおすすめです。
マザーズハローワークは、子育て中の保護者を対象とした公共の職業紹介所です。
絵本やおもちゃの置いてある託児スペースがあり、子連れで仕事探しができます。
私の住んでいる自治体では、託児スペースに保育士さんも常駐しています。
担当者が継続して付いてくれるため、家庭の細かい事情や、就職の条件面などの細かいフォローを受けることができます。
また、保育園や託児施設などの情報提供も行ってくれます。
現在、ほとんどの自治体で設置されていますが、中には通常のハローワーク内にマザーズコーナーとして設置されていることもあるようです。
仕事を探すと言ってもシングルマザーの中には、そもそも社会にどんな仕事があるのか、どんな雇用形態があるのかあまり知らない人もいます。
マザーズハローワークでは、今までの経験、所持している資格、興味のあること、子供の年齢などを参考に自分にあった仕事を紹介してくれます。
担当者はプロのキャリカウンセラーなので、履歴書の書き方や面接の指導もしてくれます。
有料の転職エージェントと同等の手厚い対応を無料でしてくれるマザーズハローワークを利用しない手はありません。
シングルマザーは正社員で働くべきか
シングルマザーが、「正社員で安定して働きたい!」と思うのは当然です。
一方で、パートや派遣社員など非正規雇用でも安定した生活を送っているシングルマザーはたくさんいます。
正社員になれば、当然責任は重くなりますし、子供との時間を犠牲にせざるを得ない状況も出てくる可能性が高いです。
子供が小さい内は尚更、安易に正社員で働くべきと決めつけずに慎重に仕事選びをしたいものです。
実は、シングルマザーは行政からの援助などをうまく利用すれば経済的にそんなに困ることはありません。
雇用形態を決める前に、行政からの援助、元夫からの養育費などを確認し、離婚後の生活費がどれくらいで自分たちにどれくらいの収入が必要なのか把握しましょう。
案外、少ない収入で済むことに気付くのではないでしょうか。
もちろん、正社員を否定している訳ではありません。
自分が今後どのように子供との生活を送りたいのか、自分自身がどんなキャリアを積みたいかも含めて、決めることが大切です。
シングルマザーにおすすめの非正規の仕事
正社員以外で、比較的安定して働ける仕事を二つ紹介します。
一つ目は、派遣社員として一般事務などで働くことです。
派遣会社に登録して、紹介を受けた会社等で働くことになります。
所属は、派遣会社になるので煩わしい人間関係を気にせず働くことができます。
長期の場合は、社会保険に加入もできます。
また、基本的に社員のアシスタント的な仕事が多く、責任を負わされる心配もありません。
何か不満があれば、派遣会社の担当者が相談に乗ってくれますし、家庭の事情等で退職したい時も契約更新のタイミングで切りだせばスムーズです。
派遣会社も一般事務だけではなく、医療・福祉系に特化した所、IT系に特化した所など特色があるので、自分に合った派遣会社を選ぶことができます。
未経験から、仕事を紹介してくれるところもたくさんありますよ。
二つ目は、自治体などの臨時職員です。
自治体のホームページ等を見ると、臨時職員の募集が意外と多いことが分かります。
区役所等の臨時職員は、それ程難しい仕事はなく、コピーや郵便物の仕分け、簡単な書類整理などが主な仕事内容です。
残業になることもほとんどありません。
人手不足になり得ない職場環境(自治体は人手不足にならないよう常に多めの人員配置をしています)なので、子供の行事などの休みも取りやすいですよ。
まとめ
シングルマザーにとって、仕事選びは時として大きな壁になり得ます。
闇雲に焦って仕事を探してはいけません。
「正社員だから」「給料が良いから」などの理由で飛びついてしまうと結果として無理をすることになったり、身体を壊したりして自分も子供も犠牲になります。
マザーズハローワークなどの相談者がいる機関を上手に利用して、経済面も含め自分と子供の生活に合った仕事を探しましょう。
その上で、母親自身の今後のキャリア形成に有利な仕事に就くことができればより良いですね。