シンママがキャバクラで働く理由とは?メリットとリスク
キャバクラで働くシンママは少なくありません。
特に若くして子供を産み、離婚したシンママの中には、キャバクラで働く選択肢をとっている方も多くいらっしゃいます。
しかし、若いシンママがキャバクラで働くメリットはあるのでしょうか?
そして、キャバクラで働き続けることについては、リスクはないのでしょうか?
今回はシングルマザーがキャバクラで働くメリットとリスクについて紹介します。
若いシンママがキャバクラで働く理由とは?
そもそも、なぜシンママはキャバクラで働くことを選択するのでしょうか?
これにはいくつかの理由があります。
まずは、シングルマザーになる前から、もともと、キャバクラで働いていたというケースです。
それまでずっとキャバクラで働いてきたから流れで、子供を産んだ後も継続してキャバクラで働く、という女性が多くいらっしゃいます。
シンママになったから、キャバクラで働き始める、というよりも、もともとキャバクラで働いていた女性が、シンママになってからもキャバクラで働き続けるというパターンです。
これは、妊娠・出産のために産休・育休を経て同じ職場に復帰する女性と同じことです。
次に、資格や職歴による理由です。
若くしてシンママになった女性は、仕事を覚えて職歴や実勢を積む前に、産休や育休のために仕事ができない状態になっています。
そのため、出産後に仕事に復帰しようとしても手に職がなかったり、仕事につながる資格を持っていない場合、就職活動がなかなか上手くいかない場合があります。
その結果、職歴などがあまり重要視されない仕事として、キャバクラを選ぶという結果になるパターンです。
そしてキャバクラは夜に働くので、一般的な若い女性がつく職種よりも、時給はかなり高い傾向にあります。
家計を支えるために、昼の仕事を決めるまでの間のために、キャバクラで生計を立てようと考えるシングルマザーが多いのです。
キャバクラで働き続けるリスク
手っ取り早くお金を稼ぐことが出来るイメージのあるキャバクラですが、シンママが働き続けるにはデメリットがあります。
まず第一に、キャバクラで働く夜の時間帯に子供を預けなければならないデメリットです。
夜間子供を1人で自宅においておくことは出来ません。
子供の祖父母に預ける環境が整っているのであれば問題ありませんが、祖父母など預け先がない場合は、保育所などに預けなければいけません。
しかし認可保育所は日中しか預けることが出来ないので、夜に子供を預けようとすると、無認可保育所に預けなければいけません。
ベビーシッターなどにお願いすることも出来ますが、夜間なので費用は高額となってしまうでしょう。
周りの支援者に恵まれていなければ、女性は育児をしながら夜間に働くことは難しいです。
第二に、キャバクラはずっと働き続けることが難しい職業であるということです。
キャバクラは。男性が若く美しい女性を求めてやってくる場所です。
そんためキャバクラでは、20代の女性が主流の現場となっています。
年齢を重ね、30代、40代になっても同じ環境・境遇で働き続けることは難しいでしょう。
もちろん、年齢がと共にパブやスナックなど、年齢層が高い女性に働く場所を提供する夜のお店もありますが、働く条件は年齢とともに時給は悪くなる傾向にあります。
つまり、いつまでもキャバクラで夜に働くことは、夜間の子供の預け先に支払うコスト増と、年齢とともに時給が安くなるリスクがあるのです。
急にシンママになってしまってお金が必要な場合には仕方がないかもしれませんが、きちんとリスクを認識した上で、対策をしながら働くのがキャバクラで働く場合には重要です。
シンママがキャバクラで働く3つのメリット
そうはいっても、キャバクラが資格や職歴のない女性が短期間に大きなお金を稼ぐ場所であることは否めません。
シンママがキャバクラで働くメリットは大きく分けて次の3点です。
- 給与が高い
- 仕事の調節がしやすい
- 働き出しやすい
- まず第一に、やはり給与面が大きいでしょう。
平均時給は3,500円!?普通のバイトよりガゼン稼げるキャバクラ
一般的なアルバイトでの時給は、1,000円以下が多いです。
2018年7月には、厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」が、2018年度の最低賃金の目安となる時給を全国平均で26円引き上げることを決めました。
日額から時給で示す方式に変わった2002年度以降、最大の引き上げ額になったとはいえ、全国平均の最低時給は874円になる計算です。
一方で、キャバクラの時給は最低でも1,500円を超え、中には平均時給が3,500円のキャバ嬢派遣会社もあります。
コンビニやファーストフード店、スーパーのレジ打ち等の仕事では最低時給賃金に似たり寄ったりのバイト代になるので、キャバクラは普通のアルバイトよりもかなり稼ぐことが出来るのです。
シンママは、毎日仕事をしたり、朝から晩まで長時間働くことが難しい場合も多いはずです。
そのため、働く日数や時間が少なくても、効率よく高時給で稼げるキャバクラは、どうしても魅力的な選択肢となるのです。
時間の調整がしやすいキャバクラ
シングルマザーにとって働く時間帯を自由に調整しやすいということは重要なことです。
子供が急に熱を出したりして、どうしても仕事を休まなければならないことがシンママには多いですが、昼の仕事ではそのような状況に寛容なところはまだ残念ながら多くありません。
その点キャバクラは勤務時間などの融通を聞いてくれることが多いですし、最近は夜だけではなく、朝や昼に経営をしているキャバクラも増えています。
一般的な企業に務める場合には「当たり前」である、平日にフル勤務などといった規則もないので、この点においては働きやすい環境が整っていると言えます。
いつでもすぐに働き始めやすい
キャバクラの魅力の一つとして、希望したらすぐに働き出しやすいという点です。
学歴や職歴、履歴書が不問のところも多いですし、働こうとおもったら、即日、働き始められるところも多いです。
お金に困っている場合、即日働き始めることができる、というのは大きな魅力です。
場所によっては日払い制度を導入している場合もあるので、すぐにお金が欲しい場合も安心です。
まとめ
シンママがキャバクラで働いてはいけない、という訳ではありません。
職業に貴賎なしです。
しかし、キャバクラで働き続けても、長い目で見ると徐々に年齢とともに稼ぎにくくなるリスクがあります。
そのため、キャバクラでの勤務は、あくまで「期間限定」、と考えて割り切った「腰掛け仕事」と考えるのがおすすめです。
日中の安定した仕事に就くための資格を取るまでの期間限定
転職活動を並行して仕事が決まるまでの期間限定
資格を取るための学業資金が貯まるまでの期間限定
次のステップアップを見据えて、将来を考えて、期間を決めて働くのが、キャバクラの賢い利用方法です。
最近は、キャバクラで働きながら、看護師、保育士、看護士や介護福祉士の資格を目指す人も増えています。
子供の将来のためにも、キャバクラを本業とするのではなく、次の仕事への一時的な仕事と割り切るようにしましょう。