シンママは学校行事を欠席しがち?参加する意義と出席率を上げる方法
シンママは家事・育児・仕事と、日々時間に追われてしまいます。
一人で一家を支えるために仕事に育児に忙しくて、ついつい色々なことに手が回らなくなることも多いでしょう。
そんな中で、特に時間を取られがちなのが学校行事ではないでしょうか?
強制の行事だったり、半日参加だけど仕事には間に合わないから有給を取る必要があったりと、学校行事と仕事を両立することは大変で、調整が必要です。
今回は仕事との両立が難しい平日に行われる子供の学校行事への出席率を上げる方法について紹介致します。
学校の年間行事予定表で事前に休暇申請をする
シンママでも、学校行事はなるべく休みたくないですよね。
そんなときは、学校からもらう年間行事予定表を有効に活用しましょう。
予定表をもらったら、絶対に参加したい行事から優先順位をつけて、仕事の予定を組み立てることです。
運動会や卒業式など、外せないイベントは早めに会社に休みの申請をしておくことで、確実に予定を調整することもできます。
急に休暇申請をされると困る職業についている人でも、数ヶ月先の予定であれば、なんとか調整が効くはずでしょう。
学校行事という理由と共に早めに申請しておけば、会社もきっと受理してくれるはずです。
自分の仕事もコントロールして早めに終わらせたり、近くなったら周りの人に協力してもらったりすることが可能になります。
行事の出席率を下げないためにも、余裕を持ったスケジュール管理を行いましょう。
中には、就業規定できっちりと有給休暇の申請時期が決まっていて、予め年間の有給休暇を取得することができない方もいるかも知れません。
しかし「有給休暇申請」ができなかったとしても、上司や同僚に「事前相談」しておくと、いざ休暇申請の日程調整をする時に、便宜を図ってくれやすくなるでしょう。
仕事を平日に休むことは難しいかもしれませんが、学校行事の中には、参加することが重要なイベントもありますので、職場の理解を得られるように説得を試みましょう。
懇親会よりPTA活動を優先する
事前に休暇申請を舌としても、全ての学校行事に参加することは困難な場合も有るでしょう。
そんなときは、何よりもPTA活動を優先するのが、他の保護者や学校と良好な関係を築くためのポイントです。
PTA活動は、保護者と教員が集まり話ができる場です。
学校の組織として運営されているので、予算を組み、支出の報告やイベントの報告、町内会との絡みなど運営状況を知る上でとても大切な会となっています。
また、子供と一緒に参加するPTA活動(草むしりやお祭りなど)もあり、こちらは土日に行われることが多いです。
PTA活動は、学校によっては仕事を休んで必ず来てくださいと言われるところもあります。
仕事も大切ですから無理な場合は周りの保護者の方と助け合って、代役で出てもらったり、逆に自分が休めそうな時は代わりに出たりなど、協力し合ってなるべく参加するほうがよいでしょう。
逆に、懇談会はPTA活動よりは優先順位を下げて構いません。
懇談会は基本的に年4回ほどありますが、強制ではありませんし、内容としても配られるプリントを見て説明を聞いたり、保護者同士挨拶をしたりする場です。
学校の雰囲気などを知る機会ではありますが、保護者の挨拶が長くてその日の家事に影響が出る、という意見も多いため、無理にすべて参加せず、最初の1回と最後の1回だけなどでも大丈夫なことも多いです。
授業参観は子供と話し合う
働くママが増加したことで、授業参観に参加できないママのために授業参観の回数が増えている傾向にあります。
年間の行事に運動会や発表会等の大きな行事がない月に授業参観を行う学校が増えてきました。
授業参観に参加できるチャンスが増えることは嬉しいことである一方で、全ての授業参観に参加することは逆に難しくなってきます。
シンママの場合、仕事のスケジュールを考えて予定を調整することも大切ですが、何よりも子供と話し合って参加可否を決めることが重要です。
小学生、特に低学年の場合はママが学校に来てくれることを心待ちにしている事が多いです。
そんな子供の気持ちを確認せず、「仕事だから」と欠席してしまうことは避けましょう。
学校行事も大切ですが、ママのお仕事も子供を育てていくために不可欠だという事を理解してもらう事が必要です。
低学年だとなかなか納得してもらえないかもしれません。
低学年の子は、ママが学校に来てくれることを心待ちにしている事が多いためです。
そんな場合は、子供が入学直後はなるべく参加するようにし、「次回は行けないかもしれないけど、その次は行くからね」などと約束をして(約束は絶対に守りましょう)無理の無いように参加しましょう。
会社にフレックス勤務が使えるように交渉する
学校の行事は、丸一日かかるものは意外と少なく、午前中だけだったり、午後だけだったりということが多いです。
中には、朝や夕方の30分だけ見回りを、なんてのもありますよね。
その短い時間だけのために、丸一日会社を休むことになると、会社にとっても自分の仕事にとっても効率が悪いです。
そこで、会社にフレックス制を求めてはいかがでしょうか。
フレックス制になれば、自分の出社時間や退社時間を決めることができます。
午前中にどうしても学校に行かなければならない、という時は、お昼から出社して、夜少し長めに残って仕事をしたりすることで、帳尻を合わせることが可能です。
たった数時間自由になることで、仕事と学校行事の両立がしやすくなりますから、会社と自分のためにも、交渉してみてはいかがでしょうか。
シングルマザーが学校行事に参加する意義
子供が小学校に入るようになると、学校行事が多くなり、一気に仕事との両立が大変になり、仕事の調整ができなくて仕方なく欠席、というシングルマザーは多くいらっしゃいます。
しかし学校行事は、我が子の成長を見れるとても良い機会です。
泣く泣く欠席をするシンママの多くも、本当は子供の成長を見たいし、子供のためにも学校行事には出席はしたいと思っていることでしょう。
実際に学校行事では、普段、自宅では見られない表情や言動を見ることができたりします。
子供の違う側面を発見できるというのは親としても新鮮なことですし、甘えん坊の我が子が学校ではしっかりやっている姿を見て、成長を感じることもあるでしょう。
純粋に「子供の姿が見たい」という親心こそが、学校行事に参加する第一の意義でしょう。
第二に、子供の「お母さんに来てほしい」という気持ちに応えるためです。
他の子供の親が参加している中、自分の親が参加していないことについて引け目や寂しさを感じさせないようにする、というのも、学校行事に参加する大きな目的の一つでしょう。
しかし、それだけではありません。
働くママやシンママが増えたと言っても、子供が何かで失敗をすると、何かにつけて「あそこは母子家庭だから」と、偏見に満ちた噂や評判をたてられがちです。
でも学校行事に参加し、人となりを知ってもらい、他の子の親御さんたちと交流があれば、そのような風潮を抑える役に立ちます。
(もちろん、参加して嫌われるような言動をしてしまっては逆効果ですが)
ですので、学校行事には可能な限り参加して存在感を出しておきたいところです。
子育てと両立できる仕事に転職する
子供の学校行事という理由でも有給休暇が取れず、フレックスも使えない、というシングルマザーもいらっしゃるかもしれません。
会社は何があっても勤務時間は時間厳守でフレックス制は禁止。
さらには、休みも取りにくい…ということであれば、思い切って転職をすることも考えましょう。
子供にとって、学校行事に親と参加することはとても大切なことです。
周りの皆はお父さんやお母さんが来てくれているのに、自分だけ一人というのは、寂しく感じるものです。
特にシンママの場合、子供はママが忙しいことを理解した上で我慢することもあります。
子供のための忙しさ故にその気持ちに気づかず、気づいたら子供が学校行事を嫌がるようになってしまったりしたら大変です。
子供が楽しく学校に通って行事に参加できるようになるためにも、負担をかけてしまわないように、融通が利く職場へ移ることも必要な選択肢ではないでしょうか。
まとめ
シンママは時間配分や予定などを上手く調節しないと、子供の学校と仕事の両立がなかなか難しくなることも多いでしょう。
ですが、子供との時間や子供が学校でどう過ごしているかなどをなるべく知るためにも、可能な行事にはなるべく参加できるのが良いですよね。
年間行事予定表を活用すれば、変更などがあったとしても1年間の大体の予定は立てることができます。
会社に迷惑をかけず、子供の行事にも納得の行く範囲で出席できるよう、早めに有給休暇申請をしたり、フレックスを利用したりして行動をすることが大切です。
そしてそのような融通がきかない会社である場合には、転職する、というのも、子供の学校行事への参加を実現させるための方法の一つです。
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