父親の役割とは?子育てにおける母親とは違う男性親の役割
シンママは、家庭で子供から母親と父親の両方の役割を求められることが多いです。
シンママは、一人で母子家庭の生活を維持するだけで忙しくて、父親と母親の両方の役割を担うのは、とても大変なことです。
しかし、そもそも子供にとっての父親の役割とはいったい何なのでしょうか?
子供に求められる父親像を知ることができれば、子供に対してどのように立ち振る舞えば良いのかが分かるでしょう。
父親と母親は子育てにおいて役割が違う?
子育ては、本来、家庭で父親と母親2人で行うものです。
しかし、父親には外で仕事をして家族を養うという大きな役割があるわけですし、父親と母親とでは子育てにおいての役割は結構違うと言って良いでしょう。
子供といつも一緒にいる母親は日常生活の基本を教え、父親は威厳を持ちながらも時に楽しく遊んでくれる存在であるのが理想的です。
子供からしてみれば、母親からは大きな安らぎを、そして父親には楽しい遊び相手となることを期待しているものです。
この傾向は特に男の子に強く見られます。
しかし、ただでさえ多忙なシンママとしては、この2つの役割を同時に受け持つのは至難の業かもしれません。
ですが、無理のない範囲内でこなせると子供には良い影響を与えられるでしょう。
子供が父親に求める役割は頼りになる姿
ひと昔前の父親像といえば、とにかく威厳があって、とても怖い存在であったものです。
時代と共に父親像は変化していくことになりますが、やはりいつの時代でもどこかに頼もしさを求めるのが、子供の父親像に対する心境なのではないでしょうか。
何かあったら最終的に頼れる存在というのが父親であり、そういう存在が家庭にどっしりと存在していること自体が、子供の心に大きな安心感を生むわけです。
これは父親の役割として大きな役割の一つでしょう
父親は子供に黙って行動で理解させる
父親はしばしば、自分の行動によって、子供伝えたいことを理解させようとするものです。
「男は黙って背中で語る」
そんなフレーズが流行った時代もありますね。
一方の母親はといえば、脳の構造が違うからか、何をするにでもまず言葉が出てくることが多いとされます。
言葉で言って分からせようとするのが母親で、それとは対照的に父親は態度で示すといったら分かりやすいでしょうか。
一緒にいる時間が長い母親がまずは言葉で説明し、それでも分からなければ父親が行動で示すというのが父親の役割なのです。
子供の目標になる
頼りになる父親は子供にとって大きな壁のような存在でもあります。
子供は、親を目標にし、それを必死で乗り越えようとすることで大きく成長していくものです。
なので父親には、どんどん成長していく子供の目標であり続けるという、決して簡単ではない役割があります。
ルールを教える
家庭のルールを教えるのが母親の役割とすれば、社会のルールを教えるのは父親の役割と言えます。
父親は子供からすれば社会との接点のような存在なので、そのルールを実際に教えてくれる最初の存在であるわけです。
学校を卒業して社会に出た時、また、それに備えようとする時、男性の目から見た社会のルールや常識を教えるのは父親の役割だといってよいでしょう。
身体を動かす遊びをする
遊びにおいては、父親の存在は母親とはまた少し違ったものになります。
女性には多少困難な、力を要するダイナミックな遊びを一緒にするのが父親の役割からです。
普段は厳しくしていたとしても、遊びの時は別なのです。
身体を思い切り動かし、心身ともに開放させて遊べるのは、父親と一緒に過ごす時間の醍醐味といえるでしょう。
また、日ごろは仕事ばかりという父親では母親の負担は増すばかりとなってしまいます。
そして、お休みの日には子供を連れだし、母親を育児から解放してあげることも大切な役目です。
子供を助けるヒーロー役
完全無欠のスーパーマンでなくとも、父親は子供にとってのヒーローでありたいものです。
子供に何かあった時に、必ず助けにきてくれるのがヒーローである父親なのです。
子供の最後の叱り役
母親がいくら叱っても聞き分けない子供を、最終的に厳しく叱るのも父親の役割です。
特に子供が小さな内は、言葉で説明しても理解できないこともあるでしょう。
それを根気よく叱り続けるのも子育てにおいて重要なことの一つでもありますが、いくら言っても聞く耳を持たないということもあります。
そんな時に、ガツンと厳しく叱る、というのも父親に求められる役割です。
妻を精神的に支える
子育ては、どうしても一緒にいる時間の長い母親がメインになります。
でも、四六時中子供と向かい合っている母親のストレスは相当なものになってしまいます。
そんな時には、愚痴をたくさん聞いてあげてガス抜きをさせてあげるのも、父親というか夫としての大事な役割です。
女性は言葉に出してガス抜きするのが上手なので、夫が妻の愚痴を聞いて精神的に支える、というのも大事な仕事です。
まとめ
子供と一緒にいられる時間が限られているシンママにとっては、父親の役割も同時に果たすというのは想像以上に大変なことです。
しかし父親の役割というものを改めて考えてみると、「妻を精神的に支える」という役割以外は、シンママにも担える役割であります。
「父親がいないから上手くいかない」ということではありませんので、父親の役割を代役することは母親でも十分に可能です。
ただし、父親が不在で文字通りワンオペ育児となっているシングルマザーにとっては、忙しくてなかなか父親役と母親役の両方を一人でこなすのは、困難です。
そんな忙しいシンママが、父親役と母親役の両方を担うためには、いかに時短ツールをつかいこなして、時間を節約することとが出来るかが、ポイントになるでしょう。
■関連記事■