シンママが彼氏と同棲するときの注意ポイント!落とし穴に注意
彼氏との交際が順調に進むと、徐々に「同棲」や「再婚」を意識するようになりますよね。
そんな中で彼氏から同棲の話が出てくると、幸せな未来予想図で頭の中がいっぱいになってしまいがちです。
一方で離婚を経験しているからこそ、安易に同棲や再婚はすべきでないと、慎重な気持ちになるシングルマザーも多い事でしょう。
シングルマザーが彼氏と同棲するにしても結婚するにしても、子供がいるわけですから、思わぬ落とし穴があるかもしれないので冷静になって注意をしないと危険です。
この記事では、「子供への説明をどうするか?」「母子手当がどうなるのか?」など、シングルマザーが彼氏と同棲するときの注意ポイントを項目別に解説します。
彼氏と同棲予定のシングルマザーは、良く読んで彼氏との同棲の落とし穴に注意してくださいね!
周囲への説明は、大人・親として信頼を得るために必要
シングルマザーが彼氏と同棲を始しめることは、普通の独身カップルが同棲し始めるのとは異なります。
なぜなら、社会人でもあり親でもあるシングルマザーは、「自分たちが、周囲からどう見られるか。」をよく考える必要があるからです。
一時の衝動にかられて軽率な行動をしてしまい、周囲の信頼を失うようなことがあれば、子供にも悪影響になりかねません。
彼氏との同棲については、言いふらす必要はありませんが、彼氏との同棲によって影響を受けることが考えられる人達には、同棲することについて上手に説明する必要があるでしょう。
大人として、親として自分たちに関係する人たちに、きちんと説明することが、周囲からの信頼を得ることに繋がります。
子供への説明は、誰よりも最優先で!
彼氏との同棲を決心したら、まず最初にすべきことは子供にきちんと説明することです。
特に小学生以上の子供にとって、他人が同じ屋根の下に住むことになるのは一大事です。
子供への説明なしに、勝手に同棲を始めて良いことは一つもありません。
子供の意思を無視して彼氏と同棲を始めてしまうと、それまでの親子関係が良好であったとしても、子供からの信頼を失いかねません。
できれば同棲を決意する前に、同棲について彼氏と子供と交えて、一緒に話し合える機会が持てるとなお良いでしょう。
その話し合いでは、子供の様子を注意深く観察するのが重要です。
少しでも、子供の様子に違和感があったり、不安そうな素振りをする場合には、そのまま勢いで同棲するのは考え直す必要があるかもしれません。
子供が不安を抱えたまま同棲に踏み切ると、後々、彼氏と子供の間に不和が生まれ、児童虐待等の深刻な問題に発展する危険性もあるためです。
子供への説明では、子供の不安を取り除くことを最優先し、子供に不安があるようなら不安要素を同棲前にきちんと解消できるようにしましょう。
具体的には、彼氏と同棲することで引っ越しや転校があるのか?生活がどのように変わるのか?、再婚の予定があるのか?
同棲後に起こりうる変化について、わかりやすく説明してあげましょう。
シングルマザーの子供を守るのは、シングルマザー自身しかいないことを、肝に銘じておくことが大切です。
ちなみにこちらの記事では、彼氏を子供に紹介するベストタイミングについて紹介しています。
彼氏の両親へご挨拶!相手が初婚の場合は特に慎重に!
シングルマザーが彼氏と同棲を始める時、けじめとして自分相手の両親にその旨を伝えることは重要です。
大切なのは、彼氏のご両親への説明です。
特に、彼氏に結婚経験がなく初婚の場合は、慎重になる必要があります。
彼氏の両親からすれば、自分の息子が子持ちの女性と同棲すると説明されれば、多かれ少なかれ動揺するものです。
彼氏との同棲に舞い上がって、彼氏の両親への説明を怠ってしまうと、彼氏の両親から「常識がない女性」と思われかねません。
再婚を見据えるのであれば、彼氏の両親には同棲前にきちんと挨拶に行くのが吉です。
事後報告ではなく、事前に説明をすることで、再婚に向けての話もスムーズに進めることができるでしょう。
彼氏と同棲したら母子手当はどうなる?行政への説明はどうする?
彼氏と同棲を始めた場合、母子手当(児童扶養手当)や医療費助成等、行政からの支援を受けているシングルマザーは、彼氏との同棲が決まったら、必ず行政に説明に行きましょう。
シングルマザーが男性と同居することになった場合、一般的には「事実婚」と受け取られるため、行政支援は打ち切られてしまいます。
そのため、「黙っていればバレないだろう。」と、行政に内緒で同棲を始めるシングルマザーも中にはいます。
しかし、大人としても子供の親としても、社会のルールにはきちんと従うべきです。
万一、内緒で同棲していることが行政にバレた場合、同棲を始めた時に遡って、児童扶養手当の返還を求められる可能性もあります。
その場合には、一度に大金を返還することになるのでお金の問題はもちろんのこと、社会的な信用も失ってしまいます。
場合によっては、それを理由に彼氏との関係が壊れてしまうこともあるでしょう。
行政支援がなくなってしまうことは経済的には辛いことですが、彼氏と同棲する時には必ず、区役所等の行政の窓口に説明に行くのが無難です。
生活費などお金のことは同棲前にきちんと決めておくこと!
彼氏と同棲をし始めると共同の支出が多くなります。
そこで生活費等のお金のことは、同棲を始める前に、きちんと予め決めておくことがおすすめです。
シングルマザーは、彼氏に対して引け目を感じている人が多いです。
「子持ちの自分と付き合ってくれている。」という思いがあるからなのか、「お金のことをうるさく言って、嫌われたくないな。」とつい考えてしまうかたもいらっしゃいます。
しかし、彼氏と一緒に住んで生活するとなると、お金のルールはきちんと決めておくべきとても大切な要素です。
お金のことをうやむやにしたまま同棲を始めてしまい、同棲後に自分にとって不利な条件が既成事実化してしまうと、後悔しても手遅れです。
実際に、お金のことをきちんと決めずに同棲を始めたシングルマザーには、「行政支援を打ち切られた上に、彼氏が一銭も家計に入れてくれず、生活がとても苦しくなった。」というシングルマザーもいらっしゃいます。
同棲を始めることに寄って母子手当(児童扶養手当)がなくなり収入が減ることを打ち明け、家賃、光熱費、食費について、彼氏とどのように分担するかは、同棲前に最低限確認しておくと良いでしょう。
再婚についてどう考えているかの意思確認をしておくこと!
実は、同棲の先に必ず再婚があるとは限りません。
自分自身が再婚を望んでいても彼氏が再婚を望んでいない場合もあれば、その逆もあり得るでしょう。
大切なのは、お互いの再婚への意思統一がなされているかどうかです。
もちろん、お互いに再婚の意思がない場合には、事実婚として同棲を続けていくのも一つの立派な選択肢です。
近年、事実婚は増えていますし、それで上手くやっているカップルも多くいます。
シングルマザーにとって最悪のパターンは、自分は再婚するつもりだったのに、相手にその気がないことが同棲後に発覚することです。
結婚したいのに結婚できない生殺し状態が続くことになり、精神衛生上も良くありません。
そういった不安定な状態での生活は子供の情緒教育にも良い影響を与えません。
とはいえ、お金の問題以上に、将来の再婚計画は彼氏になかなか質問しづらい内容ですよね。
彼氏の方から積極的に再婚の話題をしてくれれば良いのですが、そうでない場合は判断に困ります。
かといって、再婚について問い詰めるのは、彼氏にとっても負担になりますので、おすすめしません。
彼氏に再婚の意思があるかどうかを判断するのにおすすめの方法は、彼氏の友達や両親に協力を頼み、さり気なく聞いてもらうという方法です。
第三者に聞いてもらうことで、彼氏も本音が言いやすく、角が立つこともありません。
シンママが彼氏と同棲するときの注意ポイントのまとめ
家の中に男手があるというのは、色々な面で助かります。
防犯上も、男性がいると安心です。
何よりも、大好きな彼氏と一緒に暮らせるというのは、とても嬉しくて幸せなことですよね。
しかしシングルマザーが、彼氏と同棲する時は、普通のカップル以上に慎重になる必要があります。
子供がいるからこそ、子供の安全や安心を最優先すべきですし、社会人としての振る舞いも、周囲からの信頼を得るために重要です。
特に行政に対する報告を怠ることは、目先のお金と引き換えに背負うリスクを考えるとおすすめできません。
お金や再婚のことなど話し合わず、後先考えずに同棲を始めてしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。
そうならないように、彼氏との同棲を考え始めた際には、上述にて紹介した注意ポイントに気をつけるようにしてくださいね!
今の彼氏と本当に同棲して良いのか悩んでいる場合
同棲の注意ポイントが分かったとしても、そもそも今の彼氏と同棲して良いのかで悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなときはまずは親しい友人や両親に、とことん腹を割って相談するのが良いでしょう。
自分の主観だけではなく、自分をよく知る親しい人からの客観的な意見に耳を傾けることで、見えてくることもあるでしょう。
一方で、今の彼氏から同棲の話を持ちかけられていて、決心がつかない場合は一呼吸置いて慎重に判断することも大事です。
本当にその人で良いのか?
もしも何かしら不満や不安があって、「もっと他に良い人がいるのかもしれない・・・」と悩む場合には、勢いで同棲を始めるのはやめた方が良いかもしれません。
そんなときは、少し彼氏と距離を置いて冷静になるのも大事です。
場合によっては、他の男性と客観的に見比べてみるのもありかもしれません。