節約における家計簿の重要性とカンタンに家計簿を付ける方法
多くのシンママを頭を悩ませている問題にお金の問題があるでしょう。
一般的に収入が少ないとされている母子家庭のシンママには、お金がなくて貯金が出来ず、今のままでは将来が不安だと感じている方も多いでしょう。
人は漠然とした得体の知れないものに恐怖心をいだきやすいので、お金の不安を少しでも取り除くには、お金の出入りを見える化することから始めるのがポイントです。
そのためには、まず家計簿をつけることなので、この記事では家計簿を付けるメリットと、簡単に家計簿を付けることが出来る家計簿アプリをご紹介します。
節約に家計簿が役立つ理由
節約生活をきちんと継続して実現させる上で大切なのが家計簿です。
安心・安定した生活をおくるためには、収支のバランスが大事なのですが、その収支のバランスは、家計簿がないと見えません。
収支のバランスは、主に収入と支出に分かれ、収入については大体の目安を付けることが出来るとしても、支出の内訳をきちんと把握できないと、バランスが良いのか悪いのかは判断ができません。
特に支出については、生活に必要な「消費」と生活に必要のない「浪費」に分類し、消費と浪費のバランスを調整することが収支のバランスを取る上で重要になります。
しかし、普段適当にお金を使っていたり、全部のお金の計算がざっくりだと、何が生活に必要な消費で、何が必要でない浪費なのかの区別することができず、お金を貯めようとしても、どこを削ればよいのかが分からなくなってしまうのです。
そのため、家計簿をつけて、収入と支出、特に支出を消費と浪費に分類して「見える化」することが節約の第一歩になるのです。
母子家庭においてシンママが一家の大黒柱です。
家庭をしっかりと守るためには、しっかりと家計簿をつけて、一家の収支バランスが正常なのかを判断できるようにしておく必要があるのです。
収支バランスを見える化するメリット
家計簿をつけると、収支バランスを簡単に分析することが出来るようになります。
まず大きなところでは、食費、雑費、光熱費など、月々の生活に必要とされる「消費」にどれだけのお金をかけているのかが簡単に把握できるようになります。
曖昧に「このくらい」ではなく、きっちりとそれぞれを明確に分けることで、収入に占める消費の割合を算出することができ、削るべき部分と削れない部分が見えてくるのです。
家計簿を付けると、思いの外、意識せずお金を使っている「浪費」の部分が大きいことに気づく人が多いです。
浪費とは、簡単に言えば無駄遣いです。
例えば、自販機で買っているペットボトル代が、実は月に1万円近くなっていることに気づいて驚く人もいます。
一本150円と考えるとなんとなく「まぁ良いや」と購入してしまいがちですが、これを水筒にしたり、少なくともスーパーで購入して家から持参するようにするだけで、5,000円は浮くようになります。
何にどれだけ使っているかを把握し、何が無駄遣いであるかを分析し、どの出費を減らすことにするのかを決める事が、節約の基本です。
でも、何にどれだけ使っているのかが分からないと、無理な節約計画をたてて挫折してしまったり、節約につながらない的はずれな節約計画を立ててしまうことにもなりません。
家計簿は、いわば節約生活におけるコンパスです。自動車で言えばナビです。
コンパス(ナビ)が間違っていたり壊れていたら目的地につくことはできません。
そう考えると、家計簿がいかに重要かがなんとなくイメージできますよね。
収支バランスを一目で把握できるようにし、更にはその月々の変化を比べて、出費の多い月少ない月の変化を知ることが出来ることは、節約計画を立てる上で、とても大切なことなのです。
家計簿は節約を意識するきっかけに
家計簿をつけるだけで、多くの人は節約を意識できるようになります。
何故ならば、家計簿をつけ始めると、買い物をする時に、これが削ることのできない「消費」に分類される買い物なのか、削ることが出来る「浪費」に分類されるものなのかを、自然と意識出来るようになるためです。
すると、普段どおりの生活をしていても、自然に浪費を減らそうという心理が働き、少しずつ買い物の仕方などに変化が現れるようになります。
その変化が「浪費を減らす」という行動につながることで、節約ができるようになるのです。
家計簿をつけて出費が明確になると、月々何にどれだけ無駄なお金を支払っているかが分かってきます。
最初の内は、愕然とするほどかもしれません。
そうすると、必要のない外食や、おやつなど、工夫して削ることが出来る出費がどんどん見えてくるはずです。
さらに、毎月家計簿をつけていると、出費の傾向が見えてきます。
例えば、「先月は光熱費が高かったから今月は抑えるように努力しよう」とか、「今月は多めに貯金できたから来月はもう少し切り詰めなくてもいいかな」など、節約のポイントもわかるようになるはずです。
家計簿をつけるだけで、お金の動きを意識することが出来るようになるので、自然と節約しようと意識も芽生えるはずです。
初めてでも大丈夫!家計簿は超カンタンにつけられる!
とはいえ、家計簿をつけたことがないという人は、「そもそも家計簿のつけ方がわからない!」という人もいるかも知れません。
しかし家計簿は決して難しいものではありません。
家計簿のつけ方には色々種類がありますが、自分にあったものを選べば、簡単に家計簿はつけられますし、続けられます。
項目は大雑把に
家計簿がなかなか続かない、という人におすすめなのがまずは大雑把につけることです。
雑費は全て雑費、お小遣いは一人ひとりの分を記入するのではなく、全てまとめてお小遣いなどに分類しても良いですし、1円単位ではなく100円単位で四捨五入してつけるのもおすすめです。
100円単位でも、お金の動きを把握するという目的は十分にことが出来ます。
まずはざっくりで良いので、続けることを意識しましょう。
項目ごとに予算を決める
最終的に計算が合わなくても良しとして、まずは大まかな予算を決めておくようにしましょう。
貯金はいくら、食費はいくら、雑費、予備費などの科目ごとに予算をつけて、分類するのがポイントです。
最初のうちは予算と実績をあわせることが難しくても、家計簿を付けていくと少しずつどのくらいの予算が適切なのかが分かってくるようになります。
家計簿は、予算を明確にするのも一つの目的です。
項目ごとに予算を付けると、限られた収入の中で、何にいくら位使う事ができるのかを見える化できます。
余分な出費を省き、必要な費用に予算割り当てることで、家計のやりくりも簡単になりますし、余分な出費を防げるのではないでしょうか。
当然ですが、収入の全てを使い切るようにするのではなく、収入の内何%かは、貯蓄の予算に計上するのを忘れてはなりません。
まとめて記入
家計簿は毎日欠かさずつけようとしてもなかなか続きません。
最初の内は、数日ごとにまとめてつけることをおすすめします。
例えば金曜日の夜や、日曜日の朝など、家計簿をつける日時を決めておくのがおすすめです。
ただし毎回の買い物でレシートの確保は忘れ内容にしましょう。
レシートが貰えない買い物については、忘れないようにレシートの裏やスマホでメモして記録を残すようにするのが良いでしょう。
とにかく、ざっくりで多少収支が合わなくても、「家計簿をつける」ということが大切です。
大局的に収支のバランスを把握するのが目的なので、多少大雑把な書き方でも全然問題ありません。
毎月見直して管理する
家計簿はつけるだけでは意味がありません。
ちゃんと定期的に見返してレビューをするのが肝心です。
家計簿で、出費が多かった月は、何が原因だったのか?
家計簿を付け始めてから、どれだけ節約できて、どれだけ貯金が出来ているのかを、きちんと見返して収支計画と修正することが大事です。
一度作成した予算は、作り放しにするのではなく、毎月の反省を元に、翌月の予算を組み立てて行くことが家計簿と付ける目的の一つですので、ここはシッカリと実施しましょう。
家計簿の付け方の種類
家計簿の付け方には、大きく分けて下記の4種類に分けることが出来ます。
- 自作の家計簿ノート
- 市販の家計簿ノート
- PCでエクセル管理
- 家計簿ソフトやアプリ
まず自作の家計簿ですが、この方法での家計簿付はおすすめしません。
確かに安いノートを1冊買うだけで家計簿を作ることができますが、家計簿の記入フォームづくりには思いの外時間を取られます。
家計簿の記入フォーム作成に時間を取られるくらいなら、その時間でバイトしたりサクッと在宅ワークで家計簿代を稼ぐ方が良いでしょう。
まさに、時は金なりですからね。
市販の家計簿ノート
家計簿と言うと、市販の筆記型の家計簿ノートを一番にイメージされる方も多いでしょう。
こうゆうやつですね。
例えば、「暮らし上手の家計簿」では日毎、週毎、月毎にカンタンに収支を管理ができるようになっています。
一日ごとのタイプ、費目ごとに記入をするタイプ、支出ごとに記入をするタイプ、手帳や日記のように簡単なタイプ、レシートを張るタイプなど、市販の家計簿には、本当にいろいろな種類があります。
書店やネットショップではさまざまなタイプの家計簿を見つけることが出来ます。
ただし、手で書くことが大好きな人や、どうしてもスマホやPCを使えない人でなければ、家計簿をノートタイプで管理することはおすすめできません。
手で記入するタイプは、どうしても時間がかかってしまい、ついつい億劫になってしまうからです。
しかも、後から修正が必要な時には書き直しが面倒ですし、パソコンでならコピペでカンタンに出来る作業も、手で書くとなると大変な作業です。
家計簿はPCでエクセル管理がベスト?
パソコンのエクセルで家計簿を付けるのは、パソコンにある程度詳しい人におすすめです。
エクセルは、設計の自由度が高く、計算や項目を自動計算、自動集計させることはもちろん、入力作業もある程度自動化することができます。
しかし、エクセルに詳しい人でなければ、家計簿の作成自体がちょっと困難であったり、集計作業に便利な関数やエクセルの機能を知らないと、逆に時間がかかってしまうかもしれません。
家計簿ソフトやアプリが家計簿初心者に一番!?
一番のおすすめは、家計簿ソフトや家計簿アプリです。
最近は本当に便利な家計簿ソフトやアプリが増えていています。
その中でも、レシートをカメラで撮影すると自動で家計簿に項目と金額が記入される「自動入力機能」と、銀行口座やクレジットカードの情報を自動的に取り込むことが出来る「自動リンク機能」がついているマネーフォワードは一押しです。
最先端家計簿アプリ!マネーフォワード
2018年現在、家計簿アプリのイチオシはマネーフォワードです。
マネーフォワードはパソコンでもスマホでも使える家計簿アプリで、650万人に選ばれている「自動家計簿ソフト」です。
自動的に集計結果をグラフ化してくればかりでなく、入力自体も、カメラで撮影するだけでほぼ自動でやってくれるので、とても簡単に家計簿をつけることが出来ます。
銀行やクレジットカード、ポイントカードなどの情報とリンクさえると、利用履歴や残高を自動取得してくれて、それらの情報も自動的に家計簿に反映してくれます。
例えば、光熱費などをカード支払いにしている場合、光熱費などの項目はアプリが毎月自動的にインプットしてくれる様になるのです。
クレジットカードで支払いがされたものは、自動で家計簿に反映されるということになるので、残るは現金で支払ったものの管理だけになります。
こちらも、レシートをスマホのカメラで写真撮影するだけで、項目と金額を認識してくれて、家計簿に反映してくれます。
手で記入して家計簿を作成する場合に比べて、家計簿作成にかかる時間は何十分の1にも減りますので、超簡単に家計簿を付けることができるアプリとなっています。
はじめて家計簿をつけるという人はもちろんのこと、今まで家計簿をつけていた人も、まだマネーフォワードを使ったことがない人にはぜひ一度試してもらいたい家計簿アプリです。
ただし、これまで手で家計簿をつけていた人は要注意です。
「こんなに時代は進んでいたの!?今までの苦労はなんだったのよ・・・・(涙)」
と、それまで家計簿に費やしていた膨大な時間がムダだったことを痛感し、愕然とするかもしれません。
まとめ
母子家庭において、節約はとても大事な命題です。
子供のためにも自分のためにも、節約をしてお金を貯めて家計のやりくりをしなければいけません。
そのためには家計簿をつけることが第一歩です。
忙しいシンママの中には「家計簿を付ける時間なんてない!」と思われる方もいるかと思いますが、そんな方にはほぼ自動で家計簿を付けることが出来る家計簿アプリ『マネーフォワード』を使ってみると良いでしょう。
ちょっとした隙間時間だけで家計簿をつけることをできるので、忙しくても家計簿をつけることが出来るようになりますよ!